フィナンシェ
フィナンシェ(financier) は、アーモンドパウダーと小麦粉、卵白、砂糖、焦がしバターを混ぜ合わせて作ったフランス発祥の焼き菓子です。
名前の語源をご存じですか。
フィナンシェとは、フランス語で金融家という意味であり、パリの証券取引所近くの菓子店の菓子職人が、証券取引所の金融家達が背広を汚さずに片手で素早く食べられるようにと考えて作られたそうです。
美しい焼き色と長方形の形が特徴ですが、これは金融家にとって縁起のいい金の延べ棒をイメージしています。
アーモンドとバターのリッチな味わいを好んでいたなんて、当時の金融家達はグルメだったのですね。きっと日々の仕事の合間の癒しとして愛されたことでしょう。
当時はきっとプレーンのお味だったのしょう。
今回私が焼いたのは、アールグレイとベルガモットの砂糖漬け、今の季節にピッタリの桜のお味。
当時の金融家達がこのフィナンシェをたべたら一体どんな感想をもつでしょうか。思いが膨らみます。
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